なんとなく良い悪い選んで生きているけれど、価値観が自分のものかどうかなんて曖昧なもんだ。
「10代からの心理学図鑑」っていう僕の好きな本があるんだが、そん中にこんな調査が書かれてる。
『1940年に、ケネス・クラーク、マミー・クラーク夫妻は、差別されているアフリカ系アメリカ人の子どもと同年齢の白人の子どもがどのように社会的態度を身につけていくのかを調べました。子どもに白と黒の人形を与え、どちらが好きかと尋ねてみると、黒人・白人に関わりなく、ほとんどの子どもが白い人形と答えました。この結果は、自分が育ったコミュニティーで黒人は白人より劣っているという偏見を子どもたちが吸収していたことを暗示しています。』
『2008年にディーナ・ワイスバーグが行った調査によると、科学に携わっていない人々は神経科学の知識やMRI画像を用いて説得されると、心理学的現象の不適切な説明でも信じてしまう傾向が強まるという。この調査結果の発表によって、刑事裁判で陪審に神経科学的証拠を提示することに対する不安が高まった。』
(どちらもマーカス・ウィークス著「10代からの心理学図鑑」三章堂 より引用)
人間なんてなそんなもんである。
正しいかどうかなんてないし、外部からもらった価値観に従うことが嫌かどうかですら人次第である。
だから自分の脳の中でじゅわっと気持ちのいいのが出たらそれに従えばいいと思う。
いやいややるのは体と心に悪いからね。
逆に体の反応にも従うべきだと思う。
蕁麻疹や熱なんか出て、体が良いバイブスじゃなかったらそれも良くないからね。